私には20数年来の親友がいる。以下、奴(やつ)と表現する。
奴は前向きで人柄もよく、周りからの人当たりもいい。笑いにも精通し普段から面白おかしく会話も堪能。でも一つ問題が・・・。
とにかく色々なトラブルが多い。
仕事にしかり、結婚生活にしかり。よくこうも問題をかかえるなぁとある意味感心する。
その度に色々と相談にのる機会があるのだが、今回はそんな奴の問題について少し思った事を独断と偏見で書いてみたいと思う。
きっかけはちょっとしたケンカから
奴が言うにはこういう事だ。
- 嫁さんとちょっとしたケンカ
- 何故かお互いに今までのうっぷんを言い合う展開
- そして離婚問題へ
よくある相談なのだが、離婚問題に発展するのは初。本人はここまで話がこじれるとは予想できなかったらしく困惑しているらしい。
まぁ話を聞いてると、どっちかが悪いとかではなくて、どっちもどっちって感じ。
夫婦ゲンカ自体は、どこの家庭でも必ず起こる。当然、私もやってる。でも、なぜ離婚問題まで発展するのだろうか?
離婚って言葉、そう簡単に使っていいのだろうか
夫婦っていっても、元は他人。そりゃケンカだってするだろう。その場の雰囲気もあるとは思うけど離婚って言葉をそう簡単に使っていいのだろうか?その場の勢いで出た言葉が本当に実現した場合に被害もこうむるのはいったい誰だろうか?
奴の家庭は子供が2人いるが、子供の事を考えて言ってるのだろうか?
子供がいなければ離婚でもなんでも好きにすればいいと思う。二人の問題だから。
もっと覚悟をもって奴ら夫婦には結婚、離婚について考えてほしいと思う。
今までのうっぷん?
あと気になった点は、今までのうっぷんが爆発する展開。積もり積もったうっぷんがあるという事は、今まで何度もそういう事があったという事。
何故その場その場で言い合わないのだろうか?夫婦やろ?
私が思ったのは気に入らないことがあればその時に言え!って事。腹わって言いたい事言って、その時二人で解決しろって事。
私の場合でいうと、とにかくケンカは絶えない。理由は様々。でも腹割って言い合い、どちらかが折れたり、どちらとも妥協したりして解決してるつもり。そしてうちの暗黙のルールとしてケンカは翌日に持ち越さない。
奴の場合は、普段ケンカはあまりせず言い合いもなかったらしい。お互い我慢してたんだろう。奴が言うには何も言わなくても伝わると思ってらしい。
文太か。何をカッコつけてんだと。
お互い思いやりが大切
言いたい事言うって事は大切だけど、それは相手を思いやる事が前提だと思う。
これがないと、ただの意見の押し付けになりえるから。
思いやりといっても、それは意識してやってる事ではなくて、普段の生活で相手の事を考えれているかどうかだと思う。
奴ら夫婦はお互いを思いやれていただろうか?それは本人しかわからない事なので確認しようがないが、もう一度考えてみてほしいと思う。
自分も改めて考える
奴の相談を聞いていると改めて私の家庭についても考えてしまう。
夫婦の在り方はそれぞれ違うもの。いろいろ難しい。
とりあえず奴には何とか問題を解決してほしいと思う。
奴の問題を反面教師として、皆さんは夫婦仲良くやってくださいね。
※その後、奴から連絡がきて「菅原文太のような心を脱却して一旦離婚はしない形に落ち着いた」との事。