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資産運用

【投資失敗談】凡人が失敗する典型的な例 有料商材の罠と凡人トレーダーの経験談

以前、仕事をしながらこんな事を考えていた時期がある。

仕事がつまらない、早く辞めたい

大体こんな事を強く思う時というのは、仕事で何か嫌なことがあった時だ。そして、こんな時は本当に本業に身が入らない。何か他の就職先がないか、何か他に稼ぐ方法はないか、そんな事ばかり考えがちになる。そんな時は数多の誘惑、詐欺にひっかかりやすくなるものだ。

今回はそんな時に自分が犯した失敗談を記事にしたいと思う。皆さんは同じ失敗を経験しないよう参考にしてほしい。

結論

自分が失敗を経て見出した結論はこれ。

早く楽して儲ける方法はこの世には無い

凡人は投機に手を出してはならない

以下、結論に達した経緯をお伝えします。

 

失敗に至るきっかけ

きっかけは前述で述べたとおり仕事が嫌で早く辞めたかったから。早く辞めるためには別の就職先を探すか、他の収入源を探すしかない。いろいろなサイトを見まくるわけだが、当時の自分といえば30代前半で子供も生まれたばかり。再就職するには色々と都合が悪く、なおかつ条件がいい就職先も見つからない。それならとほかの収入源を調べていた時に目にするのが資産運用、株式投資である。

 

誘惑の宝庫:短期トレード(妄信度10%)

株式投資といっても、当時目がいったのは短期トレード。いわゆるデイトレードというやつだ。1日のトレードで利益を得る株式の短期売買の方法。当時は、とにかく成功談がものすごくHITする状況で、しかも稼ぐ金額がどれも高額。なんと調べてみると夜間の取引もある。これはアリかもと思いつつも色々調べてみると色々と問題が浮上する。

・本業がある為、日中の取引時間に参加することは出来ない。

・夜間の取引は売買数が少なくデイトレの環境に向いていない

・デイトレは資金力がないと稼げない

・悲惨な失敗例も数多くある

これは無理やなと諦めていた時、別のトレード方法を見つけてしまう。

 

程よく魅力:スイングトレード(妄信度40%)

 

デイトレードが1日の売買で利益を得る方法に対して、スイングトレードとは1週間から数週間の間での株価の上昇で利益を得る売買方法の事。これの魅力は以下。

・1度株を購入すると数週間は放置の為、毎日市場に張り付く必要が無い

・数週間という期間があるので上手くいけば大きく利益を得る事が出来る

・デイトレードに比べ資金は少額からでも利益を得る可能性がある

・比較的、失敗例の記事が少ない

本業をやりながら実践出来る方法としては非常に都合がいい。これはやってみる価値はある。当時の心境はこんな感じ。この時の自分は株は全くの初心者である。上手くいくイメージが非常に強かった事を覚えている。

 

証券口座開設(妄信度45%)

こうなると比較的、行動は早い。自分なりに各証券会社を調べて当時手数料が最安だったSBI証券に口座開設を実施(今も最安)。今まで株式投資なんてやったことが無かった自分としてはこの時点で既にやってやった感が満載。見出しの妄信度が5%上がっているのはこの為。

 

売買開始 ビギナーズラックを獲得(妄信度100%)

 

口座も無事開設が終わり、いざ売買。自分なりに購入銘柄を選ぶ。株価チャートの見方も勉強し、初めて買った銘柄がヤフー。有名どころで比較的安価に購入できる銘柄として候補にあがり、当時株価が数日下落していた局面。これじゃない?と安易に購入し、3日ほど放置して確認すると1万5千円ほどの利益が乗っている。ウマい。ウマすぎる。たった3日で1万5千円。これで妄信度が爆上げ。すぐに売って利益確定。これはイケると妄信した自分は次も自分なりに銘柄を選び株を購入する事となり、勝ち負けを繰り返す事となる。

 

程なく負け越す(妄信度80%)

買ったり負けたりを繰り返していく内に、1売買で2万を超える損失が発生する。短期トレードにはリスクがあると自分では理解しているつもりでも、いざ自分にとって大きな損失が発生すると極端に憶病になり売買自体の回数が少なくなってくる。また、せっかく利益がのっている状態でも負けたくない願望が強くなり、利益を確定する為すぐに持ち株を売却してしまう。当然、利益が少なく損失が大きくなってくる。結果、負け越す。

 

新しい手法を模索し始める(妄信度75%)

こうなると何とか勝つ確率をあげる為に新しい手法を探し始める。この段階で止めることが出来ればまだ損失は少なかったと思うが、この段階で妄信度75%。まだ勝てると思ってるわけ。当初説明した通りスイングトレードって数週間持って利益幅を伸ばすようなトレードなのに、この頃の自分は憶病ビビリ野郎になってたので持って3日で売却していた。数週間も株を持つメンタルではいられなかった感じ。原因は自分にあるはずなのに手法が悪いと都合のいい考えになっている。そして手法を模索していく内に、都合のいい手法に出会う事になる。有料の。

 

商材に飛びつく(妄信度90%)

それは、とても合理的に見えて聞き触りのいい言葉で紹介されていた。メリットだけでは無く多少のデメリットも説明にそえられていたが、逆にそれがその商材の信頼性を底上げしていた。そう感じさせた。商材の費用は4万円程度。内容は手法の内容が記載されているマニュアルが数十ページ。今考えると何て馬鹿だったんだろうと思うが、当時の心境としてはこれでまた勝てるようになるという希望のみ。早速内容を確認し、そのとおりに売買を実践してみる。新しい手法での初回売買結果は1万円のプラス。やっぱり手法が悪かったのかと自分の考えが正しかったと信じ込む。そして新たな手法で数回売買を続ける。

 

すぐに負け越す(妄信度75%)

買ったのもつかの間、すぐに負けに転じる。もう手法とかのレベルではなくメンタルが決めたルールを守らせない。株価が落ちれば気持ちが焦り、株価が上がればすぐに利益を確定したくなる。本業中でも株価が常に気になり落ち着かない。こんな状態になると、またありもしない負ける原因を探し始める。そして次はこう考える。資金力が貧弱なのだと。

 

信用口座を開設する(妄信度85%)

株は普通に購入する方法とは別に空売りという方法も存在する。簡単に言えば、普通に株を購入する場合、買値より株価が上昇し売れば利益がでるのだが、空売りの場合はその逆で、証券会社から株を借りてまず株を売る。そして価格が安い時に買い戻して利益を出す。要は空売りとは下落相場でも利益が出せる売買方法って事。ただ空売りをするには証券会社に信用口座を開設しなければならず、最低限の軍資金を入れておく必要がある。そして何より信用口座の最大のキモはレバレッジをきかせた運用が出来るという事。当時の自分は資金力不足を補う為にこの信用口座に目をつけたって訳。これ、絶対にやっちゃいけない事。でも勢いで信用口座を開設。これでどのような相場でもある程度対応できると自分に言い聞かせ売買を試みることになる。

 

当然のように負け。。。(妄信度20%)

 

まずは普通の売買で3万ほどの負け。これでもうメンタルがさらに崩壊。レバレッジなんて言ってる余裕がなくなる。今思えばレバレッジかけた売買で負けていないだけで不幸中の幸いだったといえる。どんどん無くなる軍資金。認めたくない現実。株の売買が極端に憶病になり手が出せなくなる。短期トレードで儲けるという野心はこの時点でほぼ完全に砕けている。

 

さらなる負の追い打ち(妄信度0%)

短期トレードで儲けることを諦めた頃、PCのメールを開いた際にある事に気づく。恐ろしいほどの迷惑メールが来るようになったのだ。当時送られてくる迷惑メールが1日に200件ほど。当時ネットでの買い物もしていたがこんな事はなかった。なぜ?そう思った矢先、ある行動を思いつく。有料商材だ。有料商材はネットで購入しているため、購入の際にメールアドレスを打ち込んでいる。ここ最近のネット利用を考えた場合、迷惑メールの出どころはこれしか考えられない。ただでさえ株の売買で落ち込んでいる時に、この仕打ち。もう自分の中での短期トレードの妄信度は0%。凡人の淡い願望は終了となった。

 

不遇の中で得たもの

 

短期トレードを経験して大失敗に終わってしまったが、この失敗で得たものもあった。それは早い段階で証券口座を開くことが出来たという事だ。現在、自分はNISA口座を利用し長期投資で資産運用を実施しているが、証券口座を保有していることでスムーズにNISA口座を開設することが出来たし、株式投資のリスク、株価の値動きについても嫌というほど経験することが出来た。なので短期トレードの損失は高い授業料だったと自分に言い聞かせている。

資産運用についてはこの記事で書いているので検討している方は参考にしてほしい。

 

まとめ

ここまで長々と失敗談を書いてきたが伝えたい事は冒頭で書いた通り。短期トレードが必ずしも稼ぐ事が出来ないとは言わないが凡人は手を出さないほうが賢明。勝つのは一握りのセンスを持つ天才しかいない。ましてや有料商材は絶対購入してはいけない。必ず勝つ方法なんぞこの世には無い。購入してしまえば最悪、自分みたいに迷惑メールの嵐と負けが続くネガティブ地獄が待っている。

そして短期トレードは投機(ギャンブル)であって投資ではない。

もし自分とにたような境遇で短期トレードに興味を持つ方がいたら、今回の失敗談を参考にしてもらい誘惑の魔の手に引っかからないよう注意してほしい。

 

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